漫画『来世は他人がいい』翔真が吉乃を好きになったきっかけを解説┆ネタバレあり

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本記事では、大人気漫画『来世は他人がいい』の鳥葦翔真とりあししょうま染井吉乃そめいよしのを好きになったきっかけを調査しました。

翔真は吉乃のことが好きなのでは?」「好きになったきっかけって何?」といった疑問を、本編のエピソードを交えて解説しています。

調査した結果、吉乃は翔真のことを家族として大切に思っていますが、特に恋愛感情はない模様。一方翔真が吉乃へ抱いている感情は、親愛だけではなさそうです。
翔真が吉乃を好きになったきっかけ、もとい2人の出会いとなった過去編は『二人は底辺』という作品になっていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

翔真と吉乃がなぜ一緒に暮らしているかわかるので、翔真好きさんは必見です。

この記事にはネタバレが含まれる場合があります。未読の方はご注意ください。

漫画『来世は他人がいい』翔真が吉乃を好きになったきっかけとは?

漫画『来世は他人がいい』の翔真が吉乃を好きになったきっかけは二人の出会いにあり、『二人は底辺』という作品にて描かれています。

ろくでもない父親のもとにいた翔真ですが、とある事件がきっかけで吉乃が中学1年・翔真が中学3年の時に、吉乃の祖父染井蓮二の息子となり、家族になった2人。
なぜ翔真が吉乃を好きだと思われるか、そんな翔真に対して吉乃はどう思っているのか、そんな2人の関係性や2人の過去などを詳しくみていきましょう。

人物紹介

染井 吉乃

名前:染井 吉乃(そめい よしの)
アニメ声優:上田 瞳
誕生日:4月2日
年齢:17歳

主人公。大阪で生まれ育ったが、霧島との婚約を機に東京で暮らすことに。

鳥葦 翔真

名前:鳥葦 翔真(とりあし しょうま)
アニメ声優:遊佐 浩二
誕生日:7月1日
年齢:19歳(吉乃の2歳上)

吉乃の昔馴染み。中学の頃に蓮二に拾われ、事実上の養子となる。

翔真と吉乃の関係

翔真と吉乃の関係は、血のつながっていない家族です。

吉乃が中学1年生の時に、吉乃の祖父蓮二の養子として息子になった翔真。兄妹ではなく、吉乃から見たら翔真は叔父という立場になるのでしょうか。
しかし実際には、翔真は吉乃の弟分のような力関係になっています。

吉乃は翔真のことを「翔真」と呼びタメ語で話しますが、翔真は吉乃のことを「吉乃さん」と呼び敬語で話しています。

吉乃が大阪の実家にいたころは翔真の面倒を見ていた吉乃。通う中学が同じだったのもあり、在校がかぶっていた時期(吉乃中1、翔真中3)は休み時間も2人でいた様子。仲良しです。

翔真は吉乃を好き?

翔真が吉乃のことを好きか、翔真本人からの明言は避けられていますが登場時から吉乃のことを特別に思っている描写が見れらます。

2巻┆吉乃が大阪に帰ってくればいいと思っている翔真

翔真の初登場は2巻7話ですが、その後に続く8話で大阪に帰りたいとこぼす吉乃に「じゃあ俺と一緒に大阪帰ります?」と誘ったり、「吉乃さんの代わりに俺が深山霧島(そいつ)のこと殺したる」と発言しています。
また、霧島との初対面でも不穏な空気が漂い、吉乃が来なければ殴り合いの喧嘩が始まりそうでした。「地獄の三角関係」というタイトル通りの展開です。

2巻最後のシーン、吉乃に「アンタは何のために命張るねん」と聞かれた翔真は、一瞬考えるそぶりを見せたあと無言で吉乃を指さします。その場は冗談を言って茶化しますが、去り際の抱擁シーンが吉乃を大切に思う気持ちを表していますね。

4巻┆霧島からの電話に静かにキレる翔真

4巻17話では非通知でかかってきた霧島からの電話で、吉乃が何かに巻き込まれていること知る翔真。「あの人になんかかあったら分かっとるんか 死んだほうがマシやと思わせたるからな」と霧島に告げます。
吉乃は電話に出ない・連絡もつかない状態で心配だけが募ります。いつでも吉乃のために動ける状態でいるのがさすが翔真といったところ。

4巻巻末の番外編では、吉乃をいやらしい目で見る男性を目線だけで制す翔真が見られ、ひそかに吉乃を守っている様子が描かれています。さながら番犬ですね。

5巻┆吉乃の身を本気で案じる翔真

また、5巻21話では翔真の電話をシカトしていた吉乃に対して「なんで電話でえへんかったねん」と怒る様子を見せた翔真。いつもは吉乃に対して敬語でしゃべっている翔真のタメ口により、本気で吉乃を心配していたのが伝わります。

その後の22話でも吉乃へと近距離感で接する霧島へと静かにキレ、吉乃の腕を引いて2人を引き離したりと、はたから見れば嫉妬しているととれる様子を見せていました。

6巻┆吉乃からのプレゼントを大切にしている翔真、そして霧島との殴り合いの喧嘩

吉乃からプレゼントされたZIPPOを大切に使っている翔真。そのライターには「TOBACCO YAMERO/YOSHINO」(タバコやめろ/吉乃)と刻印がされています。

6巻24話では、物臭な性格の割にオイルライターを使っている翔真の不自然さに気付いた霧島が、このライターを使って翔真を煽ります。そして吉乃と付き合ったと霧島の口から聞かされる翔真。挑発にしっかりと乗り、2人はついに殴り合いに…。

その場は吉乃が仲裁してなんとか収まりますが、その後も吉乃と霧島が付き合ったことに対して怒っている様子の翔真。どんな男だったら結婚してもいいのよと聞く吉乃に「俺のこと殺せる奴」と答えています。
これに対してさすがにアレ?と思った吉乃に、アンタわたしのこと好きなん?と聞かれて「きっしょ…」と答える翔真

その後の「一生一緒に暮らしても まあまあ楽しいんちゃいます」という発言は、彼なりの精一杯のプロポーズにさえ思えてきます。きっと翔真が今まで思い描いていた未来は、吉乃と2人でぼちぼち暮らしていく人生だったのでしょう。

7巻┆電話一本で大阪から東京へ駆けつける男

7巻30話では、吉乃の携帯からかかってきた霧島からの電話で、またもや吉乃の身に危険が迫っていることを知った翔真は、その電話一本ですぐさま新幹線に乗り大阪から東京へ向かいます
詳しい事はわからずとも、吉乃が危険な目にあっていることがわかればじっとしていません。

その他

翔真の身体には、出世できるように鯉そしてソメイヨシノの刺青が入っています。控えめに言って愛ですね。

この情報はこちらから確認できます。来世他人の連載前の設定資料のようなものです。2巻特典の小冊子はこの情報を霧島と吉乃に特化したものとなっていましたが、Pixivでは翔真の話も多めにありますので必見です。

まとめ

これら全ての事例を見て、翔真は吉乃のことを大切に思っていることが伝わります。そして恐らく恋愛的な意味でも好きなのでしょう。
しかし好きではあるが、付き合いたい!結婚しよう!!というようなストレートな感情ではなさそうです。

翔真が思っていることの半分も口にしない素直ではないタイプなので不透明なことも多いですが、「吉乃と一生一緒にいたい」というのは冗談ではなく心の底からの彼の本心だったように思います。

その割に途切れず彼女がいる翔真、きっと吉乃は性欲とは別の場所にいるのでしょう。独占欲もちらっと見せますが、吉乃に対して敬語をつかったりさん付けで呼ぶなど、敬う姿も見られます。
吉乃への感情は、どちらかというと敬愛に近いものがあるのかもしれません。どちらにせよ、翔真にとって吉乃は『特別な人』に変わりないです。

吉乃は翔真のことをどう思っている?

吉乃は翔真のことを、家族としてとても大切にしています。霧島が外の人間だとしたら、翔真は吉乃にとって完全に内の人間です。

しかし翔真の気持ちには気づいていない…というか翔真のことを恋愛対象として見ていない様子。

2巻┆翔真に悪意を向けた霧島にぶちギレる吉乃

翔真の初登場からとても親しげな様子を見せる2人。

2巻9話では霧島が翔真を「外野」扱いしたことに対して、吉乃は怒る様子を見せています。「口のききかたには気を付けや 仮にも翔真はわたしの家族やで」とガチギレ。翔真は吉乃の内側にいる人間なのがわかります。

しかし別れ際、翔真に突然抱きしめられて多少驚きつつも顔色一つ変えず対応しているのを見ると、家族以上の感情はなさそうですね。

3巻┆霧島に対して翔真のことを話す吉乃

3巻10話では、翔真に嫉妬している霧島に対して「付き合ってるわけないだろうが!翔真は家族だっつってんだろ!」と言っています。吉乃がこういった嘘をつく理由がないので、これは本心でしょう。

霧島が怪しみ嫉妬するほどの距離感な吉乃と翔真ですが、吉乃から見た翔真は手のかかる弟分のようなものなのです。

6巻┆翔真にオイルライターを贈る吉乃

6巻24話では、吉乃が翔真に贈ったとされるオイルライターの描写があります。ZIPPOに「TOBACCO YAMERO/YOSHINO」(タバコやめろ/吉乃)と刻印がされており、やめろと言いながらもプレゼントにライターを選ぶのが吉乃らしいですよね。

そして殴り合いの喧嘩をしている翔真と霧島の仲裁をする吉乃、昔から翔真の喧嘩をやめさせるために苦労していた様子です。
あまりにも霧島と翔真の仲が悪いので、3人で話し合うことになりましたが、ここで吉乃は霧島に「アンタ翔真のおかげでわたしの彼氏になれたんやからな そこ履き違えんなよ」と釘を刺しました。

吉乃にとっても翔真は特別です。これ、霧島からしたら結構キツい言葉ですよね。

その後、公園に残った吉乃と翔真は2人きりで話をしますが、そこで「そこそこの給料の仕事してさ 二人で貯金して暮らしたら老後もまあなんとかなるやろ」と吉乃は言います。そんな未来でもいいよな、という吉乃に乗っかる翔真、そんな翔真に対して「もしそうなったらまずタバコやめろよ」と落ちを付ける吉乃がさすがでした。

8巻┆翔真を優しい男だと思ってる吉乃

8巻32話では、迎えに来た翔真に対して「ほんま優しい男やな」と言う吉乃。恐らく翔真を優しい男だと言えるのは世界中さがしても吉乃だけでしょう。あれこれとお金の心配までしており、なんだか翔真の姉のようです。

まとめ

上記を踏まえて、やはり吉乃は翔真のことを限りなく自分の内側にいる人間だとは思っていますが、恋愛感情はない様子でした。

そしてダメ押しのこれです。作者の小西明日翔先生のツイートで、「吉乃は鈍感なわけではなく、霧島も翔真もいつも女がいるので、そういう男に可能性を感じないし、恋愛対象として見ていないということです。」と述べられています。

翔真に言った「一生一緒に~…」発言は、心の底から家族としての言葉だったのでしょう。もしかしたら翔真が自分のことを好きかもしれないとは思いつつ、現段階では恋愛対象にはならないみたいです。頑張れ翔真。

翔真が吉乃を好きになったきっかけを描く『二人は底辺』

さて、翔真は吉乃のことを好いているのはわかりましたが、そのきっかけはどういったものだったか気になりませんか?
答えは翔真と吉乃の出会いを描いた『二人は底辺』で知ることができます。

とある事情で吉乃の祖父蓮二を殴った翔真に、蓮二は自身の息子になるように持ち掛けます。自分のことなのに「どうでもいい」と投げやりな翔真でしたが、その理由は翔真を取り巻く環境にありました。

翔真に気を使って話しかけた吉乃ですが、「うざい」と一蹴され去っていく姿に腹を立てます。しかし彼の事情を知り、追いかけるように翔真の自宅へ向かうと、そこには実父と揉める彼の姿が。
クズな発言を繰り返す実父に、刃物を持ち出し殺そうとしている所でした。斬りかかろうとしたところを吉乃に止められキレる翔真でしたが、自分のために怒る吉乃の姿に驚き、そして圧倒されます。
ついには実父への憎しみも消え去り、吉乃と家族になることを決めるのでした。

中学1年生の吉乃と中学3年生の翔真が出会うお話です。

父親とひと悶着あったあとの、憑き物が落ちたような穏やかな翔真の顔が印象深いですね。きっと翔真は、人生でやっと信頼できる人間を見つけたのでしょう。
恐らくですが、父親への憎しみを昇華させてくれた瞬間、翔真にとって吉乃が「特別な人」になったんですね。吉乃に救われた翔真は、それ以降すっかり吉乃に懐いた姿を見せています。学年が違うのに学校でもずっと一緒にいる2人がかわいいです。

『来世は他人がいい』より少し幼い表情が見られ、中学生らしい2人が見られるのでこの作品は本当におすすめです。吉乃と翔真の過去をもっと詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。

おまけ

小西明日翔先生のツイッター(現X)の翔真と吉乃の呟きのまとめです。

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現在、漫画『来世は他人がいい』は複数のサイトで配信されています。

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また、翔真と吉乃の過去編である『二人は底辺』を配信していないサイトもありますが、上記の表でチェックできます。コミックシーモでは配信されていますので、『来世は他人がいい』と併せてお楽しみください。

まとめ

以上、漫画『来世は他人がいい』の鳥葦翔真とりあししょうま染井吉乃そめいよしのを好きになったきっかけでした。

吉乃も翔真もお互いに大切に思っており、そして翔真は家族以上の感情を持っているのがわかりました。霧島と出会う前の中学生時代の翔真と吉乃が可愛いので、『二人は底辺』もぜひ読んでもらいたいです。吉乃に気を許すようになった翔真、推せます…!

そして翔真吉乃ペアが好きな方には2巻と6巻もたまらないはず。この2人のお話が読みたければ、2巻・6巻・二人は底辺を読んでおけば間違いないです。ぜひぜひ読み返してみてくださいね。

翔真吉乃ペアのおすすめ巻

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